フラワーデザインとフラワーアレンジメント

フラワーデザインとフラワーアレンジメント

フラワーデザインとフラワーアレンジメント  

フラワーデザイン/フラワーアレンジメントについて  

フラワーデザインとは  

フラワーデザインには、主に自然植物を使って装飾するという意味合いが強く、自然植物全般を使用して作る花の造形芸術の総称です。

日本の生け花は華道であり、花を通じて人の在り方を極める人生道であり、それは仏教の教えであり、禅の世界でもあり、哲学的な要素の強いものでもあります。

フラワーデザインは明治初期、宮中において海外からのご来賓の方々を招いての晩餐会を飾る花の造形として用いられました。

それが日本におけるフラワーデザインの始まりです。

フラワーデザインの種類  

フラワーデザインの種類には、

フラワーアレンジメント(主に自然植物素材を使って整理整頓しながら生ける生け花)

ブーケ(結婚式等で花嫁が持つ花束)

コサージ(正装の折、胸に飾る小さな花束)

シュトラウス(主にヨーロッパから入って来たもので花束による造形)

フローラルコラージュ(主に自然植物を使って重ねて、張り合わせて作る造形的絵画)

等があります。

フラワーデザインとフラワーアレンジメントの違い  

フラワーデザインは、自然植物又はそれ以外の物(作品全体の20%以内)を材料として作品全体(器も含めて)の比率、バランス、色彩、周囲との兼ね合い、環境、使用目的、etcを考慮した上で設計していくものです。

フラワーアレンジメントは、自然植物又はそれ以外の物(作品全体の20%以内)を使用目的に応じて整理整頓しながら作品を作りあげていくものです。

フラワーアレンジメント  

フラワーアレンジメントには一般的に、

アメリカンスタイル・・・ジオメトリックな形のベーシック(基本的)なデザイン

ヨーロピアンスタイル・・・装飾的なデザイン(デコラティーフなデザイン),植生的な自然の生業をテーマとしたデザイン(ベゲタティーフなデザイン),クラシックなデザイン(中世ヨーロッパのデザイン)とポップな現代ア―トがあります。

クラシックスタイル  

クラシックスタイルのフラワーデザインには、

イギリススタイルのデザイン(作品全体がベーシックな形で作品の中身は自然的でとても華麗な美しい作品です。)

バロックスタイルのデザイン(ベーシック(基本の形○△□)をくずした形・よく中世ヨーロッパの絵画に描かれています。)

ロココスタイルのデザイン(バロックより晴れやかでより軽やかで原則的に非対称形で自由で伸びやかで波頭のような動きがあり、格式に捕われない小邸宅やサロンにもっともふさわしく、自然の花、葉、岩、貝殻を自由に取り入れています。)

があります。

時代の持つ特徴が現れていてたいへん興味深く美しいデザインです。

ポップアート  

ポップアートは色彩が最も大切な要素だと思います。

作品全体がシンプルで何を伝えたいのかはっきりと一目で解る簡潔さが大切です。

デザインのトレンド性も欠かすことはできません。

材料は身近な自然の材料を使うのが見た人の心を掴み易いのです。

最近よく見かけるのが野菜を使ってみずみずしさを表現したフローラルアートです。

その場合、グリーンと合わせて用いる色彩はパステルカラーの爽やかな色合いが良いと思います。

フラワーブーケ  

フラワーブーケは主に決婚式で花嫁が手に持ちますが最近はお祝いのあらゆる場所で使われているのを見かけます。

ブーケその物もコンパクトになり、買い求めやすく、持ち運びも便利になってきています。

ブーケを注文するさいの注意事項は、ブーケを持つ人の身長、大きさ、顔立ち。着る洋服又はドレスに合わせる(サイズ、ドレスのデザイン、色彩等)。

使用する花の種類(長時間持ちこたえることができるか?)。ブーケの重さ(出来る限り軽やかであること。等です。

シュトラウス(花束)  

ヨーロッパでは昔、アレンジメント(生け花)というものは無く、花束を花瓶に飾るというものでした。

中世ヨーロッパにおいて花は篭や器に生けられるようになったのです。

当時花束は男性が好きな女性に告白する際に渡す最初のプレゼントだったのです。

花束は現在の様にラッピングなどしないで、花を相手の女性に譬えて口下手な人でも気持ちを伝えることが出来たのです。なんとステキなことでしょう。これはぜひ現在の世界中の男性にお勧めです。

フラワーリース  

元々、天使の頭の上にある丸い環を意味していて魔よけ・お守りにあたると聞いています。

クリスマスには濃い緑色のさつま杉と少し黄色の混じった黄金ヒバを使ってリースを作りその上に真っ赤なリボンに松ぽっくり、シナモン、キャンディを付けたりします。

古くはギリシャではオリーブの木の枝や月桂樹の葉でリースを作っていました。

月桂樹の葉は香りが魔よけになり、神に捧げる葉でもあったと聞いています。

オリンピックの勝者の頭の上に飾られたのも月桂樹の葉で作られたリースでした。

フローラルコラージュ  

コラージュ=貼り付けです。フローラルコラージュとは描かれた絵・粘土等が塗りつけられている板・もしくは厚紙等に何らかの方法で加工された自然植物を重ねるように貼り付けて(厚い、薄いを取り入れて)自然の生業を一枚の絵として表現していくものです。

平面的なコラージュから立体的な表現まで異なった素材や考え方、造形のイメージで新しい世界を生み出していく。それがフローラルコラージュの世界だと思います。

自然に有るもので生活を楽しむデザインとして日々の創作活動に取り入れてみませんか。